会社は優秀な人材を育てる為に日々教育が行われます。学校では子供達
が勉学に励みます。子育てでは我が子を家庭の教育方針に基づき教育します。人
はそんな教育と自らの経験で成長します。そんな成長過程で誤った教育方法によ
り成長を止め市場価値が頭打ちになってしまうたった一つの危険教育方法がある
んです。
こんにちは、無欲な常務です。
今回紹介する危険教育方法ですが、恐らく殆どの方がやってしまっていると
思います。私も新米パパ時代はどストライクにやってしまっていました。あと
今回のテーマを読んでいただくにあたり前提があります。
それは、「教育は根気である」ということです。
それでは説明していきます。
【「ダメ」といってはいけない】
これを見て、そんなの無理に決まっているだろう と思う方が殆どだと思いま
す。ただ、何故ダメと言ってはいけない理由が分かるとご理解いただけると思い
ます。
ダメと言わると疑問が湧きます。何故ダメなのか・・・と。そしてダメと言わ
れ続けると今度は思考が停止します。そして考えることをやめ、主体性を失い
ます。主体性を失った人間は自立できていない為、命令しないと動きません。
いわゆるロボット人間が創られます。また、自立出来ていないことから、自己
肯定感が湧きません。他社の評価を気にして生きるようになり、依存します。
最終的には周囲に自分を合わせ個性を失います。
【常識的な「ダメ」とは】
皮肉を言われてしまうとどうにもならないのでダメと言わなければならない
時はどんなときかは念の為説明します。
当然ですが、法律に違反することや身体に危険が及ぶこと、人を傷つけること
といった、「絶対やってはいけないこと」は言うまでもありません。例えば、
嘘をついたり、人の嫌がることをしたりと結果がわかりきっていて自分にとって
何のメリットもないことはご理解いただけると思います。約束を破る、命令違反
するといった決まり事を守らないことも同様です。
【日常でやってしまいがちな「ダメ」とは】
Ⅰ、子供の教育
親は子供に対して、周りに迷惑をかけないように気を配りますよね。例えば
お店の中で走り回ったり、陳列棚のものを取り出して遊んだり・・・そして
そうなった時は「ダメ」と言ってしまいます。そこでちょっと待って欲しいの
は、そのシチュエーションには大前提があるということを理解すべきです。
人に迷惑をかけているかどうかは子供にはわからないということです。だか
らただダメと言っただけで、子供に理解しろという方が無理があります。
陳列棚の商品で遊ぶと商品が傷付くから買わないもので遊ばないで と理由
を明確にして伝えないといけないです。この作業には労力が伴いますが、これ
を怠ると子供は疑問を解決できないまま考えることをやめてしまいます。
また、子供が今どのような心境にあるかを知ろうとしないで親の価値観だけ
で頭ごなしにダメと言ってはいけません。まずは、子供が何に興味を示してい
て何をしたいのかを知りましょう。そうすることでチャレンジする機会が増え
行動力が身に付きます。
とどのつまり、根気が必要な理由はダメな理由をその都度子供に説明して
あげる作業を怠ってはいけないということです。
Ⅱ、部下の教育
責任者というのは、例え自分に非が無くてもチームの失敗は全て責任者にあ
るということです。場合によっては退任だってあり得ます。このペナルティの
リスクがあるから責任者は失敗しないマネジメントをしがちになります。
失敗を前提とした事業をするケースはごくまれでしょうが、失敗を恐れるあ
まり、細部に渡り指示を出す上司がいます。これは部下の主体性を奪い指示待
人間を作ってしまうので長期で見るとリスクが高いです。
それよりも、目指すべきゴールを指示した後はなるべく「考えさせる」こと
をしなくてはなりません。勿論方向が間違っていれば軌道修正を促さなくては
なりません。大事なのは考えることで論理思考が磨かれ、物事を言及する力が
ついてくることです。
短期的に観れば、部下の失敗によりチームに影響が出ますが、この失敗も
その部下にとっては財産になりますので必ず経験値が築きあがります。これが
考える力が身に付くことでその部下にとって最良の判断のレベルが上がります。
沢山失敗した人間こそ糧にするものが多く、あらゆる苦難を乗り越える力が
身に付くわけですね。
【自分の成長は自分でしかできない】
主体性を持った人間に育てる為には常日頃から考える習慣を与えることが重要
です。教える方は失敗のリスクを恐れず経験させることを優先することで、自立
を促しましょう。
わからないことはまず自分で考え、答えがわからないときは素直に聞く、聞か
れたことは誠実こたえることで信頼関係が生まれます。教える側の価値観だけで
ダメダメ言っていては成長の伸びしろを奪うだけです。例え答えがわかっていて
もその人に失敗の事実を経験させることで理解が完全なものになります。
昔、ユニクロのレジに並んでいる時に子供が列から乱れて遊んでいたのでつい
頭を叩いてしまったことがあるのですが、その時後ろのおばちゃんが「はっ!」
とした顔でこちらを見ていたのをよく覚えています。子供は何故叩かれたのか
わからない様子でした・・・これは私が周囲から子供の教育が行き届いていない
と思われるのが嫌だと思った価値観からとった行動ですが、今思うとこれは教育
ではないなと今でも反省しています。
失敗するとわかっていてもどうしてもやりたいというのならなるべくやらせて
あげてください。失敗した事実が本人には必要なんです。そのリスクは寛容な
心で根気よく経験させていきましょう。
それではまた今度!
